NINJA SUPER BADDESTとペニーABEC7を比較[ベアリング]

今回はペニーでベアリング交換する時に悩むであろう「本当にベアリング交換すると性能が変わるのか?」という点を調べていくぞ。私が現在愛用しているベアリングはNINJAのTOUGHNESS BADDEST(タフネス バッデスト)である。ABEC7のオイルベアリングとなっている。
ペニー純正のABEC7のベアリングとはABECの数字は一緒であるが、性能はもちろんNINJAのほうが高い。といっても高い高いと言ってるだけでどれぐらい違うのかというのがあまり見えてこないだろう。
ペニー純正品も性能は良い

ペニーコンプリートを買った時に初めからついているベアリング、これはこれで下手なベアリングよりは性能が高いのだ。ただオイルベアリングになっているため、まずメンテナンスしてオイルを差してやらないと本来の性能は見込めないような気もする。
といってもペニーを購入していきなりベアリングを分解して洗浄・オイル差しとやっちゃうような人は少ないので、可もなく不可もなくといった性能だろう。
さらなるスピードを求めると……

ベアリングを交換する理由としてはペニーに関しては「さらなるスピード」を求めての事だと思う。今回紹介するNINJAというメーカーはあのトヨタグループの日本製メーカーなのだ、しかもスケーター専用とまで謳っている。
今回比較するNINJA TOUGHNESS BADDESTというのは、NINJAの中でもスーパー雷神というベアリングにBADDESTオイルをさらに改良したTOUGHNESS BADDESTオイルを使った…… つまりややこしいがなんか良いヤツである。
どうもベアリングは上のほうにいくとオイルの質を重視し始める。NINJAのベアリングはオイルからフィジーの香りがするAROMA BADDESTなど面白いモノもあるのでおすすめだ。私はトヨタグループという事だけで購入した。
ペニー純正品とどれくらい違うのか

実際にどこまで違うものなのか、ここからはペニー純正のウィールを使って片方はペニーABEC7、もう片方にNINJA TOUGHNESS BADDESTを装着して実際にボードを転がしてみる。

ちなみにペニーABEC7のシールドはラバー製になっており、NINJAのシールドは金属製になっている。ペニー製のベアリングだと色に合わせたカラフルな商品が多いので若干NINJAは負けている。見た目で負けて性能で勝っている。
実際に回してみる
白ウィールは見にくい。今回は特にメンテナンスをしてから比較したわけでは無いので、どちらのベアリングも最高のパフォーマンスを発揮しているわけではない。普段使いしつつ、特に表面を軽く拭いて綺麗にしたぐらいしか手を加えていないのでよりリアルな数値だと思って欲しい。
ペニーABEC7は開始12秒ぐらいで止まってしまった。NINJAのほうは20秒ぐらいまでしぶとく回っていた。特に低速になってからの滑りが非常に良い。これは気づかないようなちょっとした坂道の時にかなり違ってくる感覚だ。NINJAならば「えっ、ここって坂道になってたんだ!」なんて事も気づける。
メンテナンスをしっかりと行えばウィールを回転させて止まった後に少し逆回転する事もある。これはウィール自体の重心の少しのブレすら補正しようと、重い部分が下に来るように回るのだ。初めてみた時スゲェと感心した。
まとめると
- NINJAのほうが1.7倍ほど性能が高い
- NINJAは色や見た目の選択肢は少ない
- ペニー純正品もメンテナンス次第で十分高性能
ペニーのカスタムで一番性能がダイレクトに変わるのはベアリング交換だろう。しかしあえて回らないベアリングにするというカスタムもあるという事を覚えておこう、スピードを出す事が全てではない。

オイルベアリングは定期的なメンテナンスが必要なので、ベアリングを買うだけでなくそのベアリングに合ったオイルも買う事を忘れずにね! メンテナンスが面倒だという人にはグリスベアリングもおすすめだよ。